2025年1月31日金曜日

下ばかり見ていた

  ヤスデを拾うのに躍起になり、地面ばかり見ていた日々を反省。アトリエの奥の空き地も家屋跡なのですが、なんと!!奥にヒカンザクラの木が2本あって、見上げれば花が咲いていることに全くきづきませんでした…自分の視野の狭さにショックを受けております。

 ヒカンザクラ・桜は、気温的にソメイヨシノが咲かない奄美や沖縄で親しまれている桜で、寒い時期に緋色の花を咲かせます。桜の時期は、メジロとヒヨドリが明らかに浮かれています。鳥の中で、花の蜜を吸える舌を持っているのがメジロとヒヨドリだけらしいですよ(日本にいる鳥では?かな?)。この時期はもう、水場で水浴びよりも甘い花の蜜に夢中みたいです。

 アトリエは三方が家屋跡の空き地になっており、手前の空き地にも、土地の持主さんがお花をたくさん植えられています。私が日々ヤスデのため(?)に草むしりなど外仕事をしているので、先日はアジサイの地植えを仰せつかりました。これから季節季節で、何が植えられていてどんな花が咲くのか楽しみでもあります。

2025年1月27日月曜日

ついに卵を発見!

 ヤンバルトサカヤスデの話題ばかりでスミマセン…。後学のため(?)に画像をつけますが、苦手な方はスルーしてください。ついに卵(たぶん)を発見! 乳白色の、砂粒くらいの集合体です。これは、苔をめくったところで、私のヤスデ捕獲スポットのひとつ。

 卵の駆除方法がわからないのですが…万能の駆除方法として、熱湯をかけてみました。ちなみに、ヤスデは外的刺激を受けると有害なガスを発生するらしく、駆除の際には絶対に焼いたりお湯をかけたりしてはいけないそうですので、真似はなさらないように。卵だということもありますし、ここは人も少ない屋外ですので試験的に熱湯をかけてみた次第。

 しかし、お湯をかけた途端に散って目視できなくなってしまい、駆除効果があったかどうか疑問が残ってしまいました。引き続きの観察ができず、効果があったかどうかの検証もできないので、採集してビニール袋にでも入れるのが正解だったかも(成虫、たぶん幼虫でもペットボトルやビニール袋に入れておけば、自分の発するガスで死滅する。ビニール袋に入れて日光に当てるのも有効だとの話も)。砂粒の大きさのものを採集するのも工夫が必要になりそうですが。

2025年1月25日土曜日

お散歩中のシリケンイモリ

 玄関前の水場を発見した時にいたシリケンイモリさんですが、その後は水場では見かけなくなり、雨が降ったりするとアトリエの周りをお散歩していたりします。かわいいですね(^^)

 あとは、ヤスデを探して、あちこちの石や草をめくっていたりすると、時々、いろんな場所で隠れているところに遭遇します。ヤスデだけを捕獲して、そうっと、また覆っていたものを戻します。

 シリケンイモリは、アカハライモリよりも尻尾が平たく剣のようなのが特徴です。っていうか、奄美にはアカハライモリはいないので、この形状のものはシリケンイモリです。準絶滅危惧種。アトリエ周りでは、まだこの一匹しか発見できていないのですが、ちゃんと繁殖してくれるといいな。

 それにしても、まるまると太っていますよね! 食べ物が豊富なんだろうなぁ。

2025年1月23日木曜日

複合機の台

  A3プリンター&スキャナーが仕事机を半分以上占拠していましたので、仕事の作業スペースを確保すべく、台をDIYしましたよ。と、言っても、2段のカラーボックスを背中合わせに2つくっつけただけですが。ピッタリサイズ(^^) ※引越し前は、ギャラリーカフェの店舗に据え置きのテーブルがたくさんあったので周辺機器の置き場には困らなかったのですよね。

 カラーボックスの上下にベニヤ板を切ってはってビスどめしました。下にはキャスターをつけたので可動式です♪ 左右両側に収納もたっぷりできます♪♪ 家の修繕をしているとビスどめをする場面も多いのですが、一向に上達せず見た目は良くないです…それでも、身近にあるものを利用して作れるものは作っちゃえ!って精神になってきたところ、いちおうは使えるものを作れるようになってきたところ、が成長と変化ですかね。

 複合機に移動してもらったおかげで、デスクを広々使えて、仕事しやすくなりました。わ〜い。

2025年1月22日水曜日

ヤスデと長期戦の覚悟

 ヤスデとの闘い。12月、ヤンバルトサカヤスデの多さにびっくりして、ヤスデを拾い続けていますが(割り箸でつまんでペットボトルに入れる)、少しずつ数が減ってきたところ。

 ヤスデは12月頃、繁殖期で集団大移動をするため目にすることが多くなるだけで、もちろんそれ以外にもいるんですよね。交尾から一ヶ月ほどで産卵、そして約一年の生涯を終えるそうです(←だから減ってきている)。一回の産卵で一匹が数百個の卵を産むらしく!!…なので、その前に一匹でも駆除しなくては!と躍起になっていたわけです。

 集団移動でヤスデ自ら外に出てくる時期が終わったあとも、家の周りの空き地に、むしろヤスデの好む環境を作りつつ、毎日、石や草などひっくり返せるものはひっくり返しながら捕獲していたので、卵を見つけることもできるだろう、と、たかを括っていましたが、卵を見ないまま一ヶ月ほど経ち…年明けすぐに、いきなり幼虫を発見(- -;) これには大ショック!!

 改めて調べたら、卵は一週間ほどで孵るとか。はやっ!! 生まれたては白い点くらいで、到底拾える大きさではありません(それでも刺激を受けると丸くなるのでヤスデとわかります)。幼虫のうちは一箇所にとどまり土から出てこないとの話ですが。全長1cm近くまで育つと、どうやら成虫と同様に動き回っているようです。夜中のうちにどこからやってくるのやら、昨日はいなかったところに集団でいるんです…

 と、いうことで(?)まだ成虫もいる中、日々、1cmくらいの幼虫の数が増えはじめ、なんならもう2cmくらいに成長してるヤツまで見かけるようになりました。なるほど…君たちは、年中いるわけなんだね。成虫がいなくなったら私も駆除を一旦休みつつ、卵対策や幼虫対策の作戦を練り直そうと思っていたのに、そんな暇を与えてくれないのね。それでもって、山裾に暮らす私にはヤスデ根絶は不可能だとも悟るのでありました。繰り返しますが、ヤスデは害虫ではないものの、天敵のいない外来種って本当に繁殖力がハンパない!!やはり放っておくと生態系に支障をきたすんじゃないかなぁ?

 誘引して捕獲しているとはいえ、多いときで一日に千匹以上、平均して1日300〜500匹は捕まえてきたと思います。しかしこのところ日に日に若いのが増えて数えられない数になってきましたあれだけ駆除したのに…と氣が遠くなります…。しかし、またこれが成虫になり繁殖することを考えたら末恐ろしくて。さすがに捕獲しないよりは少しは違うと思うので(とはいえ、毎日ヤスデに何時間もかけていられないですからね…のんびり暮らしたいのにヤスデ対策に時間を取られ時間に追われて大忙しです)なるべく、ですが、がんばります。

※ヤンバルトサカヤスデは台湾原産。本州にも生息域を広げていて、地域や気候によって時期など生活史が異なります。奄美大島での年間を通した観察ができればと思っています。

※ヤスデの画像はたぶんグロテスクなので今回は記事のみで。ご興味あれば画像検索してくださいませ。

2025年1月18日土曜日

ようやく所定の位置に冷蔵庫!

  アトリエ引越し以降…台所の壁が整っていないため…ずっと玄関入ってすぐのところに置かれていた冷蔵庫を、ようやく台所に運びました。しかし、壁の漆喰が途中までで塗りかけです(写真右の方から台所の半分はまだこれから)。そして…冷蔵庫を早く所定の位置に置くことだけを考える日々だったので、そういえば錆び錆びのシンクの掃除もまだだった!!やること多過ぎで、台所が台所として機能する日は遠そうです。

 とくに冷蔵庫裏の壁が、何度漆喰を塗り重ねてもひび割れてきてしまって、ものすごく時間がかかりました。後で知ったところによると、壁板の継ぎ目や段差のあるところには先に専用の布テープなどを貼って補強するものらしいです(^^;)  同時進行のお風呂場の塗装も、完成したと思ったら剥がれてきたりして何度も塗り直し中…。知らないことだらけの中、試しながら失敗しながらやり直しながら、のDIYです(^^)

 塗装の前にまだ内壁自体がきちんとできていないところも多いのですが、最終的に、家中の壁を漆喰にしたい♪ ということで、完成には何年かかるかわかりません。そういえば外壁塗装も二階部分は足場のあるうちに塗りましたが、一階部分はまだ一度塗りしかしていなくて途中なんだった〜!

 しかししかし。この、台所、雨漏りが一番ひどかった場所で、壁は半分腐り天井も床も抜け落ちている状態だった頃から考えると、感無量です。

※ちなみに、屋根の張替え・外壁・天井・床、それから内壁を支える木材の修繕が必要なところ、は、大工さんに修繕してもらいました。朽ちた部分の釘を抜いたり古い建材を剥がしたり、などの作業は手伝いながら。私が自分でやるのは、基本的に内装&塗装ですね。いやぁ、思い返すと、本当に壊れてたなぁ…。

2025年1月17日金曜日

メジロさんの水浴び

  少し前に、玄関先の水場での野鳥の水浴びのお話をしましたので、追記です。私には写真撮影の技術がありませんので、写真を撮れる人に写真を撮りに来てもらいました。いやぁ、写真になるとなおさら感動です!!目視だけでは観察しにくいところもありますし。なんとまぁ、ウチの目の前で日々こんな光景が繰り広げられていたのですね。

 じっくり観察していたら、この日は、メジロ、ウグイス、ヒヨドリ、シロハラ、が、水飲み&水浴びに来てくれました。もうね、次々と野鳥がやって来て水場の争奪戦みたいな感じです。水場の威力たるや…! 野鳥を呼びたい場所には、水場を用意してあげると素晴らしいですよ。ここは、家屋跡のコンクリートに溜まった水場を触らずそのままにしている状態ですが…ゆくゆくは掃除して、もうちょっと綺麗に環境を整えてあげようと思います。

 ほかに、アトリエ周りで私が確認できた野鳥は、コゲラ、アカヒゲ、キセキレイ、リュウキュウズアカアオバト、キジバト、カラス、サシバ(ざっくり大きさ順)。あとは、声や音のみだとルリカケス、オーストンオオアカゲラ。季節が来れば、リュウキュウアカショウビンなども来てくれることでしょう。野鳥のみんな!水浴びしに来てね〜

2025年1月1日水曜日

2025年 年始のごあいさつ

 2025年が、みなさまにとりまして素晴らしい年となりますよう、お祈り申し上げます。

※下記より、2025年のカレンダー画像のPDFをダウンロードいただけます。よろしければA4サイズ縦で印刷してお使いください。

https://xfs.jp/fg8P6q

 私事としましては、昨年は「新アトリエ修繕&引越し」という大きな出来事がありました。…まだまだ修繕の日々は続くので、年末年始も関係ない感じですが(ヤスデにも人間のカレンダーは関係ありませんし…)。何年か越しで修繕していく計画ですので、ひきつづき氣長〜にがんばります。

 家の屋内外の手入れをしておりますと、本当に新しいことを発見することばかり!です。今年も健康第一で、そんな新鮮なきもちでいっぱいの年にしたいと考えています。