2025年6月30日月曜日

ヤンバルトサカヤスデ6月まとめ

 6月中旬より、奄美大島は急激に夏日になり!!!たぶん暑さに弱いヤスデは日陰の森に移動したのではないかと思われます。

 これまで、管理しやすい開けた場所に廃材の板などを置いて、それをめくって捕獲していたのですが、ほかにも石の下、植木鉢の下を探しても1日に数匹しかいません。かといって、木陰の草むらを探すにはリスクが高いため(ハブとか…)、作戦変更を考えつつ、しばらく捕獲を休憩です。

 ちなみに、大きさは成虫に近いものも増えてきましたが、成虫にはひと回り小さい、太さ3〜4mm、長さ3〜4cmくらいの大きさが主流です。こげ茶色のシマシマ模様もくっきりと、存在感のある大きさです。

 涼しくなって、次にヤスデを見かける時には、成虫になっているんでしょうね。

2025年6月19日木曜日

奄美大島パッションフルーツ

  奄美大島は、パッションフルーツの季節です。

 奄美産パッションフルーツの、化粧箱のイラスト&デザインをさせていただきました。上面、側面の4面、全部にカラーのイラスト入りです。

 ちなみに、パッションフルーツはツル性の植物で、トケイソウ(時計草)とも呼ばれていて、その名の通り、時計のような綺麗で不思議な花が咲きます。花と熟れた果実が同時に枝につくことはないかと思われますが、そこはイラストということでご容赦ください。

 写真のパッションフルーツは、8個入りで2,800円、奄美NEXT不動産さんの店頭にてご購入いただけます! 
 農家さんが愛情込めてつくったパッションフルーツです。ご自宅用はもちろん、贈答用にもいかがでしょうか。

 ちなみにちなみに、パッションフルーツは、しばらく置いて、皮がシワシワになった頃が食べ頃です。2つにカットしてそのままスプーンですくって、また、ドリンクに混ぜたり、アイスクリームなどのトッピングとして。トロピカルな酸味と、種のカリカリ感をお楽しみください♪

2025年6月13日金曜日

月桃の花

 10日ほど帰省で留守にしている間に…アトリエ周りの月桃の花が満開になっていました♪ かわいいですね♬かなり大きな株なので、同時に数十個の花が咲いていて、なかなか壮観。

 留守の間に、草ボウボウになっていないか、とか、梅雨時で家の中がカビだらけになっていやしないか、とかとか、あれこれ心配でしたが、梅雨にもかかわらず、あまり雨が降らなかったらしくて、諸々大丈夫でした。

 周辺のヤスデ拾いが久々になってしまったので、全体的に大きいのが増えていて、ちょっとビビったくらいですかね。

 あとあと!なんと、夜は玄関先でホタルが観察できることがわかったんですよ(本州にいるホタルとは別種で、小さいながらにピカピカと強く光るホタルです)。最高じゃないですか。引き続き「奄美の自然」と近い生活、楽しんでいきたいと思います(^^)

2025年6月10日火曜日

父ごはん5

  〜7/8まで京都&舞鶴へ、年一の帰省をしておりました。

 今年も「父ごはん」は健在です。父の育てた野菜…えんどう豆の煮物に、えんどう豆ごはん。それから、春菊のおひたしに、唐辛子葉の佃煮、きゅうりの漬物、野菜炒め(これは買ってきた肉と野菜が中心)などなど。年々レパートリーが増えております。

 まだまだ元気で、引き続き野菜作りやごはん作りなど楽しんでもらいたい。

 奄美にいると、アトリエ周りの草むしりやら、DIYやら、やること多くて、つい、手に力の入る作業をしてしまうので(昨年の外壁塗装以降、右薬指の腱鞘炎が全く良くならず)強制的に休めようというのもあって、のんびり日程の帰省でした。腱鞘炎は、まぁ、そんな一朝一夕には治りはしませんが、実家でも、京都の姉の家でも「お客さま」させてもらったので、だいぶ休めることができました(^^)

2025年5月31日土曜日

ヤンバルトサカヤスデ5月まとめ

  5月に入り、格段に数が減ったように思います。私が日々捕獲した成果なのか、梅雨入りして普通に場所移動したのか、など、わかりませんが。さすがに数万匹捕獲したので減ったのだと思いたい… しかし、それでも居なくはならず、日々、一定数いる不思議。

 一日の捕獲数、100匹を切る日も多くなりました。まだ1cmくらいの小さいのもいますが、3〜4cmの成虫と変わらない大きさのものも増えてきました。

 ところで。シマシマ模様がはっきりする前の1〜2cmの幼体、わりと色が色々で。白っぽいベージュ(ちなみに小さいのは白いのが主流)、黄色っぽいベージュ、赤茶っぽいの、こげ茶っぽいの、などいます。自分の居る環境の土の色になっているのかなぁ??日々、移動をしているから、一箇所にいろんな色のやつがいるんですけどね。

 雨の激しい日などは、捕獲もお休みです。数も減ってきたから、何がなんでも捕獲しなくちゃ!という焦りも減りました。このまま本当に数が減っていくといいなぁ。まぁ、12月頃の繁殖期の集団大移動で、また集まってきちゃうのだろうな、と思いますが。ヤスデの好まない環境、しかし他の虫や野鳥は好む環境を作りたい…難問です。虫が好む環境を残しつつヤンバルトサカヤスデだけを捕獲し続けるしかないのかな。

 ※ヤンバルトサカヤスデは落ち葉など腐敗植物を食べて、普段は苔や草、石の下などに隠れています。半分森のような我がアトリエ周りから落ち葉や苔や草、石を完全撤去するなんて不可能です。

2025年5月12日月曜日

IQ68 車いすで見つけた青い鳥

『IQ68 車いすで見つけた青い鳥』(高速学習アカデミー 吉岡節夫[著])の表紙絵を描かせていただきました。


 AmazonのKindle版(電子書籍)または、ペーパーバックでご購入いただけます。※上記、リンクが貼ってあります。
 
筆者の取材した実話をもとに書かれた小説です。やさしいきもちになれる&未来に希望を持てる内容です。
 ぜひ、お手にとって(電子書籍の場合はお手にとって、が正しいかわかりませんが)いただけますと幸いです。たくさんの方に読んでいただけますように…!!

 筆者は、高速学習アカデミーの院長で、学習教材の挿絵の仕事でお世話になっていた方です。筆者のやさしさも伝わってきます。

2025年5月10日土曜日

紫陽花

 このところ奄美大島は雨の多い天候で、梅雨入りの発表待ち?な感じでしょうか。

 空き地の持ち主さんから譲り受けて植えたアジサイが咲いています。ひとつの玉(?)が5cmくらいのかわいい小さなアジサイの花です。雨に濡れたアジサイとか見ていたら、雨もいいな♪ なんて思います。

 しかし、雨が降ると、なんだか雑草の育つのも早い…

 ゆったり過ごすために、アトリエ、引っ越したつもりなのですが、日々、なんだか、時間に追われたり焦りながら過ごしている感があります。ううむぅ。家の中も外も、相変わらずやること多すぎです。

2025年5月4日日曜日

コンクリート補修

  水道管工事のあとや、経年劣化で家の周りのコンクリートが割れているところの補修をしました。こういうところからシロアリなどが家の中に侵入しやすいとのことで、梅雨に入る前に!

 穴が大きいところは先に石などを詰めて(画像)。いらないバケツに、水を入れて練るだけのインスタントコンクリート(砂利入り)を入れ、扱いやすい固さになるまで水を混ぜ、コテで塗る。砂利入りだと端っこの方など、元のコンクリートとの隙間ができてしまったので、急きょなめらかなインスタントセメントで仕上げをしました。

 コンクリート扱うのは初めてなのでドキドキしましたが、粉末に水を混ぜるだけなので、少量ずつ作り足しながらで素人でも大丈夫でした! 硬化まで24時間ということなので、焦らず作業できましたし、使い終わったあとのバケツやコテも水洗いできれいになりました。

 しかし。硬化まで24時間だったはず…いや「硬化」はしているのか? 湿気が多いのかなぁ、24時間経っても乾き切らなくて、ちょっと心配。しばらく雨が降らないといいけど。

2025年5月1日木曜日

ヤンバルトサカヤスデ4月まとめ

 昨年12月以降、成虫&幼虫、推定累計5万匹(1日平均300匹捕獲と計算)捕獲!!

 4/3、ついに家の中にヤスデが入ってきました。続いて、翌日も。家の周りに薬剤を撒きましたら、家の中に入ってくるのはごくまれに1〜2匹。

 梅雨前に、幼虫が大移動をして家の中にも入ってくる、と聞いていましたが、ついに、その時期が来たのですね。ちなみに奄美大島は例年、5月のGWが明ける頃に梅雨に突入します。一説によると、ヤスデは水に浸かると死んでしまうので、梅雨の前には土から出てくるのだそうです。

 そして4月に入ると成虫をほぼ見なくなり、2cmくらいの大きさのものが増えてきました。家の中に入ってくるのも、2cmくらいのもの。個体差はありますが、2cm強になるとヤンバルトサカヤスデ特有の「しましま」模様が出てきます。 

 外での捕獲数は4月半ばには1日100匹〜200匹とこれまでより一旦減ったように思えましたが、捜索範囲を少し広げたら、やはり1日数百匹…うーん、なるほど、キリがないですね。ただ、大群でいるのが減って、単独〜数匹で散らばっているのが増えた印象です。産まれてから、基本は兄弟で土の中で過ごしていたのがそれぞれに独り立ち(?)する時期なのかもですね。ヤスデに聞いてみないとわかりませんが。引き続き観察します。

2025年4月26日土曜日

トイレにドア

  しばらくカーテンでしのいでいましたが、トイレにドアをつけました。元々のドアは外れてしまっていて、枠組みだけ再利用してベニヤ板を張り替えて塗装。

 が。言うは易し、トイレのドアひとつつけるのにどれだけの時間(というか日数)を費やしたことか!!枠から接着剤のついている古い板を剥がすのとか、錆びた釘を抜くのとか、元々ついていたはずなのになぜかちょっと大きくてうまくはまらなかったりとか(はまらない部分をひたすら削る!逆に足りない部分はパテで補修)、塗装して、新しく金具をつけ替えて…とかとか、ドアをつける側の柱や床の方も細かい補修…とかとか。それでも、きっちりはまっているとは言い難い出来ですが、やはりカーテンよりドアがあると良い感じ。

 ドアって、買うと高いですけれども、元々の枠を利用して自作しても、結局それなりに金額かかっちゃいますね。

 リースは、トイレのドアにかけようと思って、DIYのヤルキを出すため、先に用意しておりました。草むしり中に採ったツル植物で、土台のリースは自前&自作でございます。森暮らしの、憧れのやつ! 飾りは造花。こういう、立体物のセンスがなくて、リースにも、ものっすごい無駄に時間をかけてしまいました(^^;)

 DIYはひとつひとつ予想以上に時間かかります。改めて思うのは、大工さん、すごい!!!!

 失敗したり、悩んだり、時間かけたりしながらも、自分でできる範囲で作るのは納得せざるを得ないし愛着も湧きます。家全体だと5年10年計画ですが、コツコツがんばります。

2025年4月25日金曜日

アマミサソリモドキ

  これまた、アトリエ周りでしょっちゅう見かけるアマミサソリモドキさん。昼間は石の下などに潜んでいるので、ヤスデを探して石などひっくり返したりしたら、毎日のようにどこかで遭遇します。

 その名の通り、サソリではなく、毒針もありません。クモに近い仲間なんだそう。

 それにしても…このところ、ヤスデヤスデ連呼してますね…ヤスデとは無関係の生活したいです。しかし。おかげで日々、小動物たちに会えるので、まぁ、良しとしましょう。
 
 とはいえ。ヤスデ捕獲中はヤスデから目が離せず(すぐ逃げてしまうし目を離した途端に見失うので)近くで野鳥の声がしてもそちらを向けなかったり、せっかくレアキャラに会えても写真撮れなかったり。そういえば。ヤスデ捕獲が難しい場所、何か所か部分的に薬剤を撒きましたが、ヤスデだけでなくこういう虫さんたちもお亡くなりになってしまうのだった…心が痛みます。やはりなるべく時間かかってでも、苔剥がしと草むしりがんばろうと思います。

特大オカヤドカリ

 ヤスデ拾い中にいたオカヤドカリさん。10cmはある大きなアフリカマイマイの殻から溢れ出そうな大きさです!

 海岸で見かけるオカヤドカリさんは、ちゃんと(?)海にいる貝の貝殻に入っています。昨年の夏、アトリエ修繕に通い始めた頃にもアフリカマイマイの殻をまとったのが一匹、家の周りをウロウロしていましたが、ここまでは大きくなかったので、別の個体でしょうか。

 オカヤドカリについて軽く調べましたら、日本に生息するすべての種類のオカヤドカリが国指定の天然記念物とのこと。これは目の形状からして「オオナキオカヤドカリ」だと思われます。オカヤドカリって結構長生きで、数十年生きるみたいですね。そしてここまでの大きさになるのはわりとレアみたいです。陸でも生活できるけど、繁殖は海でしかできないんだそう。数百メートル先の海までは住宅地や商業施設も広がっているし、近くの海が護岸整備されてから陸に取り残された長生きの個体かもしれません。昔は海ももう少し近かったでしょうし(一番近い海は埋立地の先)砂浜も広がっていたようですので。森で大きく育つのは本来の姿ではないのかもしれませんね…環境が変わっても強く生きていてえらい…!!

 しかし、森にいたら、これ以上大きな殻を見つけるのは難しいだろうなぁ。うーーん。海で大きな貝殻を見つけたら、そうっと置いてみようかな。

 今度またいつ会えるかわかりませんが、天然記念物の隣人のご紹介でした。

2025年4月17日木曜日

アマミヒメトカゲ

  顔が写ってる写真が撮れていませんでしたが…アマミヒメトカゲです。本州ではヘリグロヒメトカゲ。全長12cmくらい、手足は細くて短い。剥がした苔の下にいたので、ちょっと土がついています。図鑑で見るのよりも、黒っぽい感じがします。

 少し前からヤスデ探し中によく見かけていました。日々、場所を変えていますが何匹かいるようです。

 どんどん苔剥がし中なので、そのうちアトリエ周りで見かけなくなるかもしれません…いや、空き地が広すぎるので小動物の隠れる場所がなくなるほどに綺麗にするのは無理かな???

 先日は苔剥がし中に、バーバートカゲ(本州ではニホントカゲ)を驚かせてしまったみたいで、尻尾の自切りをさせてしまいました。青い尻尾がいつまでもビチビチと動いていました。ごめんね…苔も剥がしたくて剥がしてるんじゃないのにね、全部ヤンバルトサカヤスデのせいだ。ヤスデが好む環境は、小動物が好む環境でもあるので、悩ましいです。

2025年4月11日金曜日

ご馳走あったのかな?

 ここ数日、どうやら毎日イノシシが出ます。春がきた…ってことですかねぇ。いつの間にやらアトリエ周りの空き地の土があちこち掘り返されているのです。
 ヤスデ対策のため、私が一生懸命に時間と労力をかけて草むしり&苔剥がしをしているのが馬鹿らしくなりました。植物の根っこも大きな石もイノシシさんだと一瞬でひっくり返せるんですね。力持ちだ…。こうなったら、苔剥がしをイノシシさんに手伝ってもらうかな!
 って。写真の場所は苔剥がしが手付かずだったところをやってくれたからって、今後も希望のところを手伝ってくれる訳ではないでしょうけれど(^^;) 今、私が綺麗にしたところでどうせ掘り返されてしまうのでしょうし、ちょっと苔剥がしを休んでみようかな、と思います。
 それにしても!まるで開墾して畑を耕したみたいに掘ってくれて(?)います。そんなに夢中で掘るくらいに何かご馳走はあったのかな?ミミズとか?昆虫の幼虫とか??ヤスデは食べないだろうけど、イノシシはヤスデにとっても天敵になり得ますね!
 ところでイノシシって、昼も夜も活動するらしいんですね。日中、私が外仕事をしていてもよく見かけます。奄美にいるリュウキュウイノシシは、本州にいるイノシシよりも二回りくらい小さい印象です。たいがいは私に気づいて向こうから逃げてくれますが、不意に出くわしたりしたらちょっと怖いですね。夜なんて、向こうのほうが夜目が利くでしょうし。

2025年3月31日月曜日

ヤンバルトサカヤスデ3月まとめ

  3月も後半になってくると成虫が減ってきました(それでもまだ時々いる)。

 幼虫は1cm強の大きさが主流ですが、2cm強のものも増えてきました。寒い日や強風の日は数が若干少ないものの(あまり移動をしないと思われる)、捕獲数は変わらず1日に数百〜1,000匹くらい

 何かのサイトで、ヤスデ対策に砂利を敷き詰めるのも良いと書いてあったように思うのですが、砂利ほどの大きさの石の下にも隠れています。ゆえに、大きさの揃った石を集めて砂利のように置いていても、その下に集まっていたります。うーん…。しかし、小石の下で勝手に潰れてしまっているヤツもいるので、踏みしめる場所に砂利を敷く場合は、ある程度有効かもしれません。

「これからの時期、黒い防草シートを敷いておけば、雑草も防げるし、下にいるヤスデも太陽熱で死ぬ」と友人から教わりました。自分の敷地ではない&広すぎるため、私はできないかと思いますけれど、部分的に試してみようかと思います。

 苔剥がしも果てしがなさすぎて進みませんし、きれいにしたそばから雑草が生えてくるし森から落ち葉がどんどん落ちてきます(- -;) もちろん、ヤスデも根絶は難しいのでしょうけれど、1匹でも減らすよう、地道にがんばります…!

 本来でしたら、野鳥に来てもらうためにもきれいにしすぎたくなくて、虫も大歓迎なんですけれどね。ヤスデ以外の生物は見つけてもスルーしていましたが、先日、草むしり中に謎の虫にやられて、後になって唇がパンパンに腫れて麻痺のような痺れがでました。長袖長ズボン&頭に手ぬぐい&手袋&虫除けは徹底しているのですが、それでも出ている顔まわりを虫にやられて大変です。これからの暖かくなる時期、外作業では頭から虫除けネットを被らないと危険ですね。

2025年3月23日日曜日

ジョウビタキ

 ジョウビタキのオス。ヤスデ拾い中に近くに鳥がとまったので、手を止めて撮影。うーん、残念な画質…

 しかし、アトリエ周りでジョウビタキは初めて観察できたので、記録までに。奄美では冬鳥(渡鳥)みたいですね。とっても綺麗&かわいい!でした。

 最近は、私が草むしりした後の地面をシロハラがつつきにきてくれるのですが、そのほかの野鳥は以前ほど来てくれません。活動的な時期ではないのでしょうか。

 しかし、しかし。森からルリカケスの声がよく聞こえるようになりました。夜にはリュウキュウコノハズク(小さいフクロウ)の「コホッ、コホッ」って声も。野鳥が鳴くのにも季節があるようです。

2025年3月13日木曜日

カタバミの花

 奄美大島は昨日からまた急に暖かくなりました。前の日には咲いていなかったカタバミの花が一斉に咲き始めアトリエ周りがお花畑のようになりました。…かわいい花が咲くと草むしりもためらっちゃいますね。
 これは黄色のカタバミですが、申し合わせたようにピンクのカタバミも1日で咲きました。草むしりのときに、葉っぱの大きなカタバミがあるなぁ、と思っていたら、それがピンク色の花のカタバミだと判明。
 こうなってくると、雑草もそれぞれどんな花が咲くのか、きになってしまいます。
 しかし、草むしりをしたそばからまたどんどん生えてきますし(ここだって冬場にきれいに草むしりしたはずのところ。雑草って強いなぁ)放っておくと大変なことになるので、こまめに草むしりもしなくては。ヤスデ拾いに草むしりに…あー忙しい!!

2025年3月4日火曜日

大雨降って…シリケン天国

 奄美大島は3月に入り、春一番が吹いて急に暖かいです。今日の午前中は雷が鳴って土砂降り。そんな中、雨水の流れ具合とか外の様子を見回っていたら、シリケンイモリが散歩しているな(今まで同じ個体一匹しか確認できていませんでしたが、それとは違う個体!)と思っていたのですが、あれれ、何匹もいる。そして水場を見てみたら、周辺に10匹以上はいる!!

 写真には3匹が連なるようにいるの、わかりますでしょうか? ここ、水場のフチなのですが、こんな感じで、水場に入れ替わり立ち替わり、集まってきては出たり入ったり。シリケン同士を乗り越えて水場に出たり入ったり。かなり素早く動き回るのでトータル何匹いるのか数えられません。

 なんとなんと。シリケンさんたちも、みんなここに水場があることを知っているんじゃないですか!すごいなぁ。どういうネットワークがあるのでしょうね? そのために普段から散歩してるのかもしれないですね。そしてこの感じだと…ひょっとして、そのうち、子イモリ見られる感じなのでしょうか。だとしたら楽しみ過ぎます。

2025年3月3日月曜日

三太郎タクシーロゴイラスト

 昨年(2024年)10月1日より運行開始した、奄美市住用地区の「三太郎タクシー」の、ロゴイラストを作成させていただきました。車体に描かれているとの話ですが。なかなか目にする機会がなく…。しかし、住用に出かけたときに、ようやくポスターを発見!

 「地方あるある」かと思いますけれど、バスなどの公共交通機関の利用者が減って、バスが減って…。そういう地域の住民向け輸送手段の確保のために、自治体などが自家用車を使って有償で運送する「自家用有償旅客運送」のサービス。

 「三太郎」は、住用地区の「三太郎峠」という峠の名前からとられたものです。アマミノクロウサギが多く見られるので、ナイトツアーを申し込むと向かうのが三太郎峠です。ほかにも住用地区は、日本で二番目(一番目は西表島)に大きい広大なマングローブ林がありますし、大きな豆の木「モダマ」も見られます。奄美大島の中でも、大好きな地域です。

 私、運転免許がありませんので、街中近くにしか暮らせないのですけれど、田舎で生まれ育ったものの、地元にいた頃はバスの本数もそれなりにありました。いつしか各家庭どころか一人一台の自家用車を持つ時代になり、バスが減り、なおさら自家用車が必要になり…実家へ帰ると自分では全く身動きがとれない、ことに。

 運転免許や自家用車がなくても、こういう移動手段があると素晴らしいですね♪

2025年2月28日金曜日

ヤンバルトサカヤスデ2月まとめ

  相変わらず、あちこちめくってヤスデ捕獲の日々。まだちらほら成虫もいます。幼虫は1cm強の大きさが主流で、割り箸でも捕まえやすくなりました。全国的な寒波と連動して今年は奄美の「冬の嵐」も激しかったですが、寒くて風の強い日などは捕獲数100匹くらいと少なく、雨上がりのあったかい日などは数百〜千匹くらい。毎日捕獲し続けているのに、数が減らない不思議。考えてみたら1日に一匹のお母さんの産卵分くらいずつしか捕獲できていないので当然ともいえます…。

 先だって、1cm前後になると動き回ると書きましたが、幼虫時は「主に土の中にいる」だけで、2mmほどの大きさでも動き回っている印象。

 小石の下や、苔の下、草の根元などが好き(?)なようで、それらの条件が重なるところには大体います。で。苔を剥がせるだけ剥がすことにしました。苔を剥がして土(小石だらけの)が出てきたところ、ちょっと掘ってみたら、5cm以上深い固い土のところまで石の周りに集団でいたりして…たぶんヤスデお母さんが頑張って深いところに卵を産んだんですね。頑張らなくていいのに…。あぁ、これは果てしがないな、と改めて。

 ネットで調べたときに「幼虫時期に土を掘り返す(耕す)のも有効」とありましたし、全部の土を掘り返すことを考えましたが。待て待て、さすがに自分の敷地じゃないので、そこまでは…と思いとどまりました。土から出てきたのを地道に捕まえ続けるしかないですね。だいたい、アトリエ周りは三方が空き地で、草むしりも追いつきませんし苔を剥がすのもなかなかです。

 私が苔を剥がしたところなどを、シロハラ(この時期奄美に飛来している野鳥)がつつきに来ていますが、ヤスデを食べてくれたらいいのに…有害ガス発生する虫なんて食べないよなぁ。しかし。幼虫時もガスを発生するのだろうか。そういえば今の大きさの幼虫だと潰れても成虫のような匂いはしない印象です。