いわさきちひろさんは、昨年亡くなった母が大好きだった絵描きさんです。
当然のことながら特別な才能も実力も知名度もある神様のような方なので、同じように考えてはいけないのは重々承知で…
絵描きのはしくれとして、生涯、目標である作家さんでもあります(手法やモチーフではなく絵に対する想い)。
女性が絵の仕事をするなど厳しかった時代に、道を切り開いてくれた先人でもあるのです。
※うまく言えませんが、ちひろさんのように例えば有名になるとかいうのが目標ではないですよ、ちひろさんは特別ですから才能のこともどうのこうの言っても仕方ないですし…絵と向き合う精神論とでもいいましょうか、人として絵描きとして憧れ、尊敬するということです。
私の大好きな出版社さんから出ている絵本の原画も、たくさん観ることができました。とてもよい刺激になりました。
大きすぎるほどの目標はあったほうがいい。そんな目標に思える作家さんが、この日本に、確実に存在していらっしゃったこと、勝手に誇りに思ったり、幸せに感じたりしたのでした。
しかしまぁ、大きすぎる目標は目標として、私は私なりに、自分にしか描けないであろう自分の絵を自分のペースで…。いや、私も絵描きは絵描きなんですけれどね、「よしだしずか、絵描きです」と堂々と言えるようにはなれるよう、精進したいです。