2025年2月28日金曜日

ヤンバルトサカヤスデ2月まとめ

  相変わらず、あちこちめくってヤスデ捕獲の日々。まだちらほら成虫もいます。幼虫は1cm強の大きさが主流で、割り箸でも捕まえやすくなりました。全国的な寒波と連動して今年は奄美の「冬の嵐」も激しかったですが、寒くて風の強い日などは捕獲数100匹くらいと少なく、雨上がりのあったかい日などは数百〜千匹くらい。毎日捕獲し続けているのに、数が減らない不思議。考えてみたら1日に一匹のお母さんの産卵分くらいずつしか捕獲できていないので当然ともいえます…。

 先だって、1cm前後になると動き回ると書きましたが、幼虫時は「主に土の中にいる」だけで、2mmほどの大きさでも動き回っている印象。

 小石の下や、苔の下、草の根元などが好き(?)なようで、それらの条件が重なるところには大体います。で。苔を剥がせるだけ剥がすことにしました。苔を剥がして土(小石だらけの)が出てきたところ、ちょっと掘ってみたら、5cm以上深い固い土のところまで石の周りに集団でいたりして…たぶんヤスデお母さんが頑張って深いところに卵を産んだんですね。頑張らなくていいのに…。あぁ、これは果てしがないな、と改めて。

 ネットで調べたときに「幼虫時期に土を掘り返す(耕す)のも有効」とありましたし、全部の土を掘り返すことを考えましたが。待て待て、さすがに自分の敷地じゃないので、そこまでは…と思いとどまりました。土から出てきたのを地道に捕まえ続けるしかないですね。だいたい、アトリエ周りは三方が空き地で、草むしりも追いつきませんし苔を剥がすのもなかなかです。

 私が苔を剥がしたところなどを、シロハラ(この時期奄美に飛来している野鳥)がつつきに来ていますが、ヤスデを食べてくれたらいいのに…有害ガス発生する虫なんて食べないよなぁ。しかし。幼虫時もガスを発生するのだろうか。そういえば今の大きさの幼虫だと潰れても成虫のような匂いはしない印象です。