早いもので10月も終わりですね…。
春から歩きはじめて、半年が経ちました。元来、体を動かすのが苦手であまり好きではないですし、日課を続けることができているのも人生で初めてのことで、自分でも驚いています。ともかく歩くのが楽しいのです!
体調を崩しがちだったため自律神経のバランスを整えて免疫をつけようと思ったのがきっかけでしたが、実際、半年前までの私とは別人なんじゃないかと思うくらい、歩きはじめてから変化がありました。
まず、体力がついてきたのを感じます。常に重だるかったカラダが軽くなってきました。どこか不調があっても際立って症状や原因がわかりやすくもなりましたし、自分のカラダと対話できるようになった感じです。
それから、メンタル的にも、落ち込まなくなりました。…いや、ちゃんと反省もするし、悩み、落ち込むこともあるんですよ、でも今までのようにいつまでもクヨクヨと自己嫌悪に陥ることが減りました。
歩きながら、いろんなことに思いを巡らせます。カラダを動かしながら、だからなのか、あまりマイナスのことを考えないみたいです。
今までは、絵描きには悩みふさぎ込む時間もあってもいいはず、と自己弁護しながら、落ち込む時間(何日も、ときには何ヶ月も続くことも)も実は半分楽しんでもいたのですが、そんなことよりもワクワクする時間が長いほうが断然楽しいです。
なるべく人が少なくて、緑の多い道を歩きます。
外を歩くと、きのうまで咲いていなかった花が咲いていたり…そんな日々の変化が楽しいのです。いろんなものが目に飛び込んできたり、香ってきたり、音を聴いたり、肌で空気を感じたり。ときには動物にも会えます。先日は、一瞬でしたがイノシシ家族にも遭遇しました♪
幼少時は幸い田舎で育ったので、とくに外に出かけなくても、自然との共存を普通に感じることができました。友達と遊ぶより自宅の庭でひとり、草木や虫を飽きずに眺めたりしていましたが…子どものときは普通すぎて感じなかったことも、今はすべてが新鮮でワクワクして幸せに感じるのです。
絵描きには、そういう時間こそ大切なんじゃないか?!という自己弁護のもと、ひとり、せっせと楽しいことを感じたり考えたりするのを何よりも優先させたりしています(それもいいけど絵も描かないと…ですよね〜(^^;))。
これから寒い冬がやって来るのも、例年ならどんよりした気持ちで迎えていましたが、もう、もう、新しい季節が常に楽しみでしかありません。一日いちにちを重ね、自分がまたどんなことを感じ、自分がまたどう変化していくのかも、楽しみで仕方がないのです。