海岸で見かけるオカヤドカリさんは、ちゃんと(?)海にいる貝の貝殻に入っています。昨年の夏、アトリエ修繕に通い始めた頃にもアフリカマイマイの殻をまとったのが一匹、家の周りをウロウロしていましたが、ここまでは大きくなかったので、別の個体でしょうか。
オカヤドカリについて軽く調べましたら、日本に生息するすべての種類のオカヤドカリが国指定の天然記念物とのこと。これは目の形状からして「オオナキオカヤドカリ」だと思われます。オカヤドカリって結構長生きで、数十年生きるみたいですね。そしてここまでの大きさになるのはわりとレアみたいです。陸でも生活できるけど、繁殖は海でしかできないんだそう。数百メートル先の海までは住宅地や商業施設も広がっているし、近くの海が護岸整備されてから陸に取り残された長生きの個体かもしれません。昔は海ももう少し近かったでしょうし(一番近い海は埋立地の先)砂浜も広がっていたようですので。森で大きく育つのは本来の姿ではないのかもしれませんね…環境が変わっても強く生きていてえらい…!!
しかし、森にいたら、これ以上大きな殻を見つけるのは難しいだろうなぁ。うーーん。海で大きな貝殻を見つけたら、そうっと置いてみようかな。
今度またいつ会えるかわかりませんが、天然記念物の隣人のご紹介でした。