2018年8月16日木曜日

灯籠流し

今日は京都では五山の送り火(大文字焼きと言った方が伝わるでしょうか)。先祖の霊が明るい道を帰れるよう、お見送りをする日です。
 いつもは見物するだけでしたが、今年は嵐山の灯籠流しに初参加してきました。

 受付で灯籠と水塔婆を購入すると、お坊さんがそれぞれに母の戒名を書いてくださいました(自分で書くこともできるのですが、お坊さんに書いてもらったほうが文字に性根が入る気がする)。灯籠はそこで預けて、順番に川に流してもらいます。その後、川施餓鬼法要祭壇で焼香をして水塔婆を供えます。のちに近隣のお寺さんが持回りでお焚き上げをしてくださるそうです(ちなみに今年は清涼寺さんらしい)。

 五山の送り火と、美しい灯籠流しが一緒に見られるので、嵐山が1年のうちで最も大勢の人で賑わう日でもあります。
 たくさんの灯籠が流されるので、母の灯籠がどれだかまるでわかりませんが、それぞれの灯籠ひとつひとつに、多くの人の想いがつまっているのだなぁ、と改めて。母も寂しくなく向こう岸へ渡れたのではないでしょうか。
 ちなみに嵐山近辺では…五つの送り火のうち、この右側に左大文字、左側に鳥居の絵柄の2つの送り火が見れます。

 華やかだけど、ちょっともの悲しい雰囲気で京都のお盆が終わりました。