雲の切れ間の満月。奄美に来て何度目の満月だろう？？
鹿児島県からの夜間の飲食店営業自粛要請があり、静まり返った夜…。その前に今夜の奄美は風が強く、風のおしゃべりが聞こえるばかりで、外を歩く人は少なかったですが（吹き飛ばされそうなので夜のウォーキングも早めに切り上げ）。
元々ひきこもり体質の私でも、ちょっぴり閉塞感を感じる日々だったりします。世の中がどんなご時世だろうが常に変わらない綺麗な月とか見上げると、本当にホッとします。今夜は雲も多いけれど、雲の向こうにはやっぱり綺麗な月があるんですよね。顔を見せてくれてありがとう！！
ヒカンザクラが咲き始めました。場所によってはすでに見頃のところも多いのかな？奄美は四季は感じられませんが、奄美ならではの季節の花々、季節の移ろいがあります。
天候悪い日が続くと、気分も沈みがちになりますね。天候でここまで気分にも差が出るとは。
ずっとウォーキングにも出かけられず、うずうずしていました。久々のお天気。珍しく明るい時間に歩いて誰も居ない冬の三角浜で今年初のアーシング。
砂浜で裸足になるだけでも、と思いましたが、波打ちぎわに足をつけてみましたら、水もそんなに冷たくない。ウォーキングで温まったカラダに気持ちがいい。
全国的にも強烈な寒波で、雪の降る地方なども大変だったかと思いますが、このあと寒さが和らぐみたいですね。ちょっとホッとしています。はやく暖かい春が来るといいな〜…って、それはもうちょっと先かな。
10年経つのでワタクシゴトですがお話ししたいと思います。
2011年の年末の話なので正確には9年程前ですが、人生初の手術をしました。先に言いますと、ステージゼロ（がん保険でもほぼ補償の対象外）の、ごく初期の乳がんの超早期発見で、信頼できる先生に手術していただいたので何の心配もありません(^^)
乳がん検診を啓蒙するイラストの仕事も多かったため、自ら実践しようと自治体からの無料検診の案内があってすぐに受けてみました（不調や心配があったわけではなく）。そうしましたらマンモグラフィーでひっかかり、いきなりまさかの再検査。
2011年。東日本震災後の精神的ショックがまださめやらぬ中、「がんの疑い」からの、一向に結果がわからないまま、検査→次の検査予約→検査…の繰り返しで毎週通院している間は、不安ばかりがつのりました。
先々、京都への引越しを視野にいれているときでしたから、がんの可能性が高いなら、と、検査途中から京都の病院に通うことにしました。それまでの東京の大病院では、診察室での数分間の担当医からの検査説明以外は、受付から会計、呼び出しまでもすべてが機械相手だったのも、自分が記号か何かになってしまったみたいで心細さが倍増してしまっていて…京都では乳腺外科に特化した小さなクリニックを選びました。
そうしましたら、なんとですね、とても設備も整ったクリニックで初診一日目でサクサク検査をしてくださり、疑わしい小さな“粒”の拡大画像を見ながら「がんですね～」と。「無料検診でよく発見してもらえましたね、ラッキーでしたね」ってくらい小さかったのです（がん細胞って、よくイラストでも描く“悪いウイルス”的なやつみたいにギザギザしているとは聞いていましたが、本当でした～！）。結果がわからない検査が続くことに疲れていたので、とてもスッキリしました。
部分切除で大丈夫だし、日帰り手術でどうってことない、と明るく先生に説明されたので、その場で最短の日程で手術の予約をしました！（ちなみに全摘か部分切除かはステージに関係なく、がんが広範囲かどうか、です）
で。初診から数日後、不安を考える間もなくのほほんと迎えた部分麻酔での手術は、実際は血管迷走神経反射（←今思えば）の私には地獄だったわけですが…。手術台に乗った瞬間から先生にも看護士さんにも「しずかちゃん」と下の名前で呼ばれ、たくさん話しかけてくださって、恥ずかしいながらにホッコリしました。最初は東京から通院していましたが、治療日程に合わせて京都へ引越しました。
手術後はですね、3つの治療を同時進行。経口薬の抗がん剤を1年間、放射線治療を1ヶ月半、女性ホルモンを止めるホルモン療法を5年間。ステージゼロなのに？！一応がんではあるからか、治療は一丁前なんだなぁ、と。
治療はそれぞれに、それなりに辛かったです。毎日の放射線照射での皮膚の火傷の痛いこととか、とくに、ホルモンバランスの変化での不調には驚きました（いずれの治療も副作用は人それぞれです。ホルモン療法に関しては、更年期障害を事前体験できた感じです）。
傷も別に人に見せる場所でもないし、と、気軽に受けた手術でしたが、手術後、いびつにへこんだおっぱいを見たら、涙が出る自分にも驚きました。→時間が経てば手術跡が全然わかりません。先生は名医だと思います！！
私にとっての乳がんは、今となっては全てがよい経験でしたし色々とラッキーだったと思います。病気知らずだった私が、治療によって、自分のカラダの変化や気持ちの変化に敏感になりましたし、検査通院では細かい項目までCTや血液検査などしてくれるので、乳がん以外でも異変があれば早期発見できそうです。むしろ安心を手に入れました。
まぁ、もともと心配には及ばないがんだったのもあります。全ての治療が終わってさらに数年が経ち、経過もいいので、検査通院も年に一度でいいということになり、現在は奄美に引越しても病院を変える事なく通院を続けている次第です(^^)
何が言いたいかと申しますと、改めて無料検診はありがたいもので「検診を受けましょう」ということ。治療だって、私にとっては何より一番心配だった治療費だって、なんとかなるもんです！
※乳がん検診受けてすぐに旧ブログに「検診を受けましょう」と記事をアップしたのですが、その後のことは、伝えたいことを上手に伝えられる自信がなく書けませんでした。…充分に時間が経って「安心」を伝えられるようになってから、と思いました。
私は「がんサバイバー」と呼ぶには軽すぎるがんでしたので、大きなことは言えません。がんだけでなく現在進行形で病気や治療で苦しんでいる方もいらっしゃると思います。病気も痛みも感じ方も人それぞれですしいい加減なことは言えませんけれど…どんな病気だって、早期発見＆早期治療が有効で、自分のココロとカラダと向き合う事が大事で、恐れすぎる事はないと思うのです。
※内容とは関係ないですが、長くなってしまいましたし、癒しに、にゃんこ画像を。
1/1のカレンダー画像の「calendar」が「calender」になっており、ご指摘いただきましたので、その後、修正いたしましたが、すでにプリントいただいた方いらっしゃったら大変申し訳ありませんm(_ _)m ※郵送してしまった方にも申し訳ありません…！
このところ、頭がぼーっとすることが多いようで文字の間違い含めミスが多い自分にがっかりします（今に始まったことじゃないか〜！？）。お恥ずかしいです。きちんとチェックが必要ですね。とか言いながら、ブログ内にも誤字脱字を後日見つけることがありつつ、放置していることも多いです、ごめんなさい…。
10年前にちょっとした手術をしまして、その後、再発や転移がないか検査通院で勝手に（？）カラダのあちこちをスキャンしてくれます（おかげさまで問題なしです）。 脳みそも何の問題もないはずなんですけどね〜、要するに脳の欠陥ではなく、頭の出来の問題です(^^;)
かつては、出版社で編集アシスタントのアルバイトをしていて校正をしていたこともあったのですけれどね、印刷物などで文字や言葉を覚えることが多いですから、発信するときは間違いに気をつけないと…！と思いながら。いい訳ですが、ひとりチェックでは発見できないことが多いので何人かの目で校正や校閲をしたりするものなんですよ。ご指摘ありがとうございました！
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
画像は年始状のカレンダーです。アマミノクロウサギ、ツマベニチョウを切り絵にしてみました。A4サイズでプリントしてお使いいただけます（用紙は横向き設定でプリントしてくださいね）。
しつこいですが、「年賀」ではなく、あくまでも「年始のご挨拶」です。そして郵便屋さんには申し訳ないですが、徐々に郵送も減らしています。毎年、カレンダーにしているのでお送りしたい方には一方的にお送りしたりしてきましたが、年賀状などのお返事に気をつかってくださる方も多くて。
昨年は世界的なコロナ禍など、 想像もしないことがたくさんありました。しかし、おかげで色んなことを考える機会になりました。
「幸せ」かどうかは、それぞれの中に基準があって、自らが決めること。取り巻く状況がどうあれ、また、他者と比べることでもなく、私が自分の中から「幸せ」だと感じれば「幸せ」なんです。誰かに与えることができるものでも与えられるものでもなく、逆に自分で感じることでしか幸せは得られないのです。…そんなことも改めて考えました。
いままで、幸せになるのが怖かったのか（？）不安や心配事をわざわざ探していた気もします。心配性なのは危機管理にある程度は必要ですけれどね。…今年はどこまでも気持ちも実際にもハッピーな年にしたいです！
今年は自粛ムードで静かなお正月を迎えられた方が多いかと思います。また、年末年始も関係なく大変な方も多いかと思います。まだまだ寒さもこれからなので、体調管理しながら気を引き締めていきましょう。 この先、みんなが幸せに向かいますように。