2018年8月26日日曜日

母の一周忌

 先だって、ごくごく身内だけで母の一周忌法要をしました。
 
 昨年、母が亡くなり、病気だったのである程度の死期はわかってはいたものの、予想以上に突然だったので…人が亡くなるときってそういうものなのでしょうけれど、葬儀や供養のこと、わからないことだらけで慌てることばかりです。
 本人が生前より、葬儀は家族葬にすることと、お墓は樹木葬(お花が咲くところ、とくに桜を希望)にしてほしいと希望していたので、希望に添うようにしました。
 そんなこともありまして、供養に関しても…そのときになってその都度調べて、というありさまですが…あまり慣習にはとらわれず家族だけでこじんまりと、しかし母が喜びそうな供養を心がけています。

 とくにお墓は、何の準備もしていなかったので四十九日には間に合いませんでしたし、もう少し一緒に過ごしたかったのもあって、お骨は自宅に置いたままでした。その間に希望に合う樹木葬地を探しまして、一周忌を機に、樹木葬のお寺さんに納骨と一周忌法要をしていただいたのです。

 人は亡くなったあとは自然に還るという考え方で樹木葬を奨励されており、手厚く永代供養していただけるうえ、檀家などとも関係なく宗教も不問で募集されているところが気に入りました。境内にある墓所を見学させていただいたときに、一目惚れ。父も姉も満場一致で、ここしかないと思いました。
 しかも、ウチの家自体は宗教も宗派もないのですが、両親にも昔から馴染みのある、実家の舞鶴での地域のお寺さんの大本山でもあって、勝手ながらご縁を感じています。
 墓所も陽当たりが良くて明るく、美しい境内は庭仕事がお好きなご住職自ら手入れされていて、年中、何かしらお花も咲いているようです。また、京都の古いお寺さんなので様々な歴史の舞台でもあり、歴史や文学、お花や植物が大好きだった母は喜んでくれていると思います。今後、墓参りをするのも楽しみです。母のおかげで、素敵なご縁ができたことに感謝です。
  納骨式も法要も、とても丁寧で心あたたまるお式をしてくださって、本当に感激しました。満足のいく形で母と二度目のお別れができました。

 母が自ら希望していなければ、家族葬や樹木葬を選んだかどうかわかりませんでしたが、 色んな供養の方法があること、とても素敵だと思うことが多いです。そんな希望をのこして逝った母のこと、亡くなってからも母から教わることが多くて、どんどん新しく、母のこと大好き!って思います。

 最近、テレビなどでもよく終活の特集をやっていますね。自分が死んだら、どうしてほしいかな、と考えます。お墓は持たず、海に散骨を希望する人が増えているとか。それも素敵だけど私はカナヅチで水が怖いので(^^;)やっぱり土に還りたいかな。(散骨が許される)どこぞの森に散骨してほしいかな!
 野生動物がいる森の、植物の栄養になりたいです。葉っぱになり、花になり、実になって、草食動物に食べてもらいたいです。…そうできたら素敵♪