2019年11月22日金曜日

血管迷走神経反射

 私、肉が苦手なんです…。ありがたく命をいただこうと一生懸命食べるのですが、牛・豚・鶏・魚など赤い血が出る肉が(イカ・タコ・エビ・カニ・貝・卵系などはむしろ好物)。味じゃなくて、動物がかわいそうだからとかでもなくて、“自分が食べられている”気分になってしまうんですね…。調理シーンなど思い浮かべると自分に刃物が向けられているイメージが浮かんで卒倒しそうになります。

 それは「血管迷走神経反射」だ、と、少し前に、一緒にカケロマへ行った獣医さんに教えてもらいました。
 血を見るストレスから一時的に血圧が低くなり、脳に酸素が足りなくなるのだそうです。
 そういえば、血を見ただけでクラクラします。注射や採血も見るだけでも想像するだけでもダメですし、テレビで手術シーンを見たり、手術の話を聞いただけでクラクラします。※自分が部分麻酔で手術してもらったときなど耐えられず手術中に大泣きしてしまって大変でした…恥ずかしいし&先生と看護師さんに迷惑をかけて申し訳なかった。

 以前、 交感神経と副交感神経どちらが優位かというリンパ球人間のことを書きましたが、関連しています。
 要するに自律神経の問題。「迷走神経」が刺激されると「副交感神経」が活発になり、血圧が下がるのだそうです。
「血を見るのが苦手」で、「赤い血がでる肉」が苦手、という謎の嗜好にも理由があってカテゴライズされるものだったとは驚きです。血管迷走神経反射の人は、どうやら人口の6〜7%くらい?いるらしいです。

 なるべく交感神経を上げることを心がける必要がありますが、物心ついたときにはすでに朝起きれなくて肉も苦手でした。赤ん坊の頃、予防接種のあと、母親の背中で真っ青になり少し冷たくなっていたこともあったそうで(^^;)生まれ持ったものも大きいのだろうなぁ…。

 びっくりすると失神したり筋肉が硬直して動けなくなったりする動物がいるようですが、シンパシーを感じます。理由としては、肉食獣に襲われたとき、気配を消すためだったり、仲間を助ける犠牲になるためだったりの本能と考えられているようです。
 私は野生動物に生まれていたら真っ先に死んでいるだろうと常日頃考えていましたが、これも一種の防御反応なんですね。種として生きのびるため、危機回避のために、動物でも人間でも、一定数、こういうのが生まれてくるものなのでしょうね。

 今日は、大人しい猫、犬がそれぞれケンカに負けて血だらけの夢を見て、動物のオスがケンカするのは自然の摂理なんだろうけども!って複雑な心境ながらに大泣きする夢にうなされて目が覚めました…(しかも大寝坊)。