2020年10月28日水曜日

父ごはん

  世の中が動き出したので…久々に京都&実家の舞鶴に帰っていました。

 母亡きあとも父とは京都で一緒に暮らすつもりでしたが、京都と実家の舞鶴を行き来する中、父は独り暮らしの楽しさに目覚めたようで、改めて舞鶴での田舎生活をイキイキと満喫しています(で、私は昨年京都の家を引き払い、父を置いて奄美に引越したわけです)。毎日、薪割りしたり、野菜をつくったり、タケノコなど季節季節の山の恵みをいただいたり、お魚と野菜を物々交換したり…。そして齢80を前にして最近手料理にも目覚めるという素敵な生活をしていて。

 こんど帰ったら、手料理をごちそうになる約束を楽しみにしていました(^^)

 前日から栗の皮むきをして、栗ごはんを用意してくれていました。それから、頂き物のイカの刺身、ミミとゲソは塩ゆでに。大根の間引き菜のおひたしに、満願寺唐辛子を焼いたもの(いずれも父の育てている畑の恵み)。これらを手早くしかし手をかけて丁寧に用意する父が超絶カッコ良く。あとはスーパーで互いに好きな揚げ物総菜を買ったのを並べた以外はほぼ0円だけど、これ以上ない贅沢なごちそう晩ご飯! 素材も新鮮だし、久々に本当に美味しいものを食べた〜!ってくらい、めちゃくちゃ美味しかったです。

 料理好きだった母が料理するのを見ていたからと言うけど、だからってできることじゃないです、父の料理のセンスには驚きです。

 18歳までは私も、この、半分山の中みたいなところで育ったのもあり、こういう生活にも憧れます。が。夜行性なのもあるし、父のように「丁寧な暮らし」ができる自信はありません。父よ、元気で長生きして、私のぶんも私の憧れの生活をしてください。