2021年2月17日水曜日

榊の花

 神棚に供えるためにサカキを買いましたら、葉の裏側に5mm弱の小さな白いかわいいお花がたくさんついていました。

 サカキについて調べましたら、これはヒサカキ(姫榊)のようですね。 

 奄美に引越してから、売っているサカキが今まで買っていたのと様子が違うので戸惑いました。よく知っているサカキは緑が濃い大振りの葉っぱで、形を整えられた束が売っていましたが、こちらでは、どのお花屋さんでも小振りで縁がギザギザしている葉っぱのものが、ガサっと大容量の束で売っているのです。最初は「これ、サカキなんですよね?」とお店の人に何度か確認してしまいました…。

 どうやら、今まで知っていたサカキは本榊(ホンサカキ)、こちらは本榊が育たない地域で神棚にお供えする姫榊(ヒサカキ)のようです。いずれも神聖な植物で、ヒサカキの花言葉は「神を尊ぶ」だそうです。

 ちなみに、ヒサカキは雌雄別株で、これは雄の木の雄花のようです。雄花にはめしべが退化しているらしく、雌花にはおしべが退化しているようで、花の形が違うみたいです。なんとなく買って供えていた植物も、お花が咲くのを知ったりすると改めて「いきもの」なんだなぁ〜と思います。