2018年6月17日日曜日

父の日

 今日は父の日ですね。
 父の日は毎年気にしているわけではないのですが(ごめんなさい)…数年前の父の日に靴をプレゼントしました。高価なものではありませんが、足によい、ちょっといい靴です。父はそれをずっと履かずに置いたままだったのを最近ようやく履きはじめてくれていました。

 玄関に、とてもボロボロの靴が置いてあって気になっていたところ
「これはおまえが買ってくれた靴か?」
と父が私に聞きます。
「違うよ。この靴じゃないけど、お父さんこんな靴持っていたんだね、…ん?元々お父さんの持ってた靴じゃないの?どういうこと??」
 どうやら、先だって父が団体旅行へ行ったとき、温泉施設で温泉に入って出てきたら、この靴しか残っていなかったから履いて帰ってきたのが、このボロボロの靴らしい。…プレゼントした、おろしたての、ちょっといい靴が…このボロボロの靴に…(;_;)父の靴を間違えて履いて帰った人も悪気があったわけではないと思うのですが…それにしても、見るからにボロボロの靴(T∀T)
 そして靴が入れ替わったことにもそこまで違和感を感じておらず、ボロボロの、人の靴を履き続ける父…。
 あまりにショックで姉に話したら、こういったことは父にはよくあることで、ものすごく高級な靴がなくなってしまったこともあるし、亡き母がよく嘆いていたそう…。

 先日、父と姉と私と3人で街中へ出かけることがあり、帽子屋さんで、姉と2人で父の日のプレゼントに帽子を買いました。
 店員さんにも相談しながら色々とかぶってみて、田舎のおじいちゃん(←父)が、一気にあかぬけて見えるカッコイイ帽子。 父もご満悦のようで
「さっそく今度の旅行にかぶって行こうかな!」
姉と私は、つい、口を揃えて言ってしまいました
「なくさないでよ…!」 

※後日談。私があまりにショックを受けていたのをみて、父が温泉施設に電話をしたそうで。問い合わせたら、父の靴を取り置いてくれていたとのこと。そうなると父の靴と入れ替わった靴の持ち主のことが気になりますが…。ひとまず、よかったです。なくしたものがみつかる世の中、素敵です。